「あんぱん」ドラマロケ地 高知県芸西村琴ヶ浜
2025年3月31日よりスタートする朝ドラ「あんぱん』は、登場人物も豪華なメンバーで子どもたちのヒーロー「アンパンマン」の作者である、やなせたかしとその妻である小松暢の生涯を描いたストーリーで期待の声が大きいです!
朝ドラ「あんぱん」に原作があるのか?どんな話なのか?気になるあらすじや夫婦の人物像などをまとめてみました。
朝ドラ「あんぱん」に原作はある?
原作の本があれば読みたいと期待したのですが、残念な事に朝ドラあんぱんに原作はありませんでした。ですが脚本は「花子とアン」「Doctor-X外科医大門未知子」「トラベルナース」「ハケンの品格」など人気ドラマの中園ミホさんという事で更に期待が高まります。
朝ドラ「あんぱん」はどんな話?
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昭和のはじめ、高知に「ハチキンおのぶ」(朝田のぶ)と呼ばれる元気で活発な少女がいました。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(柳瀬嵩)は叔父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会います。
戦争が始まる頃女子師範学校に通っていたのぶは周りと同様に軍国少女になっていました。
やがて戦争が始まり嵩は出征、弟を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。
女子師範学校を卒業後、戦争で価値観が変わったのぶは「何が正しいか見極めなければならない」と高知新聞社に女性初の記者として就職します。
戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が高知新聞社に入社して来て、のぶと同じ雑誌を担当する事になります。ふたりの結びつきを強くしたのは一個のあんぱんでした。
まもなく二人は上京し結婚。オンボロアパートでの生活も二人で楽しんでいました。のぶは、漫画家を目指すが自信のない嵩を励まし、成功を信じ続けます。
やがて子ども達の間でアンパンマンが大人気となり、嵩が漫画家として名を馳せたのは70歳でした。その背景には共に生き支え牽引してくれた妻のぶの存在がありました。
朝ドラ「あんぱん」は、夢を諦めなかった2人があらゆる荒波を乗り越えて「アンパンマン」に辿り着くまでを描いた愛と勇気の物語です。
ヒロイン小松暢はどんな人
大正7年(1918年)に高知県で生まれる。
女子師範学校を卒業後、高知新聞社に入社し高知新聞初の女性記者となる。
同じ部署の嵩と出会う。嵩のすぐ前の席がのぶで、嵩はすぐにのぶを好きになった。
「代議士の秘書になる」と退社し上京する。1年後に嵩も上京しふたりは結婚した。
ハチキンおのぶと呼ばれていた
ハチキンとは土佐弁で高知県出身の女性を指す言葉で、「男まさりの女性」「元気な女性」という意味です。
ハキハキしており活発な性格だったようです。バカにされたと感じると「女だと思ってバカにするんじゃないわよ!」雷が鳴ると「もっと鳴れ!」と言っていたそうです。
韋駄天おのぶとも呼ばれていた
県大会で優勝するほど足が速かった。快活で行動的な性格だけではなく、運動神経も良かったようですね。
美人だった
いくつかの写真を拝見しましたが綺麗な方です。嵩さんはのぶさんの性格だけではなく見た目の美しさにも惹かれたのでしょうね!「いつも5歳くらい若く見え美しかった」とやなせたかし著書の「アンパンマンの遺書」でも言われています。
ドキンちゃんのモデル
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ドキンちゃんのモデルだとも言われています。
ドキンちゃんの性格と言えば自分自身を一番可愛いと思っていてバイキンマンをいつも困らせているけれど優しいところもあります。
ヒロイン小松のぶはどんな人まとめ
のぶは快活で男まさりな性格。外見、中身ともに魅力的な女性で嵩はすぐに好きになった。
「仕事がなければ私が働いて食べさせる」とも言っていたそうです。嵩にとって非常に逞しく頼れる、また知的で魅力あふれる女性だった事が窺えますね。
残念な事にのぶさんは嵩さんよりだいぶ早くがんの為1993年に75歳で逝去されています。
やなせたかしはどんな人
やなせたかしの経歴
大正8年(1919年)東京都北区で生まれる。幼少期に新聞社の特派員だった父がアモイで亡くなり高知にある叔父の家に引き取られる。
東京工芸学校図案科(現在の千葉大学工学部デザイン科)を卒業後東京田辺製薬宣伝部に就職。
昭和16年(1941年)より軍隊へ出征。
終戦後は戦友達とクズ拾いの会社で働いていたが絵への興味が再発し高知新聞社に入社。編集の傍ら文章、漫画、表紙絵を手掛けていた。
その後、のぶと上京し昭和22年(1947年)結婚。
三越に入社しグラフィックデザイナーをしながら漫画を描いていた。
6年後、漫画での収入が三越の3倍に上回った事で独立を決意し三越を退社。
手塚治虫らの漫画が人気となり仕事が激減する事もあったが、舞台美術や放送作家などの仕事で生活が困窮する事はなかった。
投稿誌とイラストの専門誌「詩とメルヘン」を30年間に渡り編集。
1961年「手のひらを太陽に」を作詞。
1969年「やさしいライオン」アニメ映画化。映画コンクールの大藤信昭賞を受賞する。
昭和63年(1988年)「それいけ!アンパンマン」の放送開始。1990年以降はさまざまな賞を受賞し、名声が高まっていった。
平成12年(2000年)から日本漫画家協会理事長。
平成25年(2013年)94歳で心不全の為、永眠される。
やなせたかしは優しくて穏やか
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やなせさんは温厚で優しい反面、非常に努力家で芯の強い人でした。周囲の人は怒った顔を見たことがないと言われています。
「本当に弱いものを助けるのが正義」という哲学を持ちまた、苦労の多い人生の中でもユーモアと遊び心を忘れない楽しい人でした。
やなせたかしはどんな人まとめ
幼少期に父親を亡くし親戚に預けられて育つという体験が、やなせさん自身や作品に見られる優しさに影響を与えているのでしょう。また、戦争体験により平和や命の大切さを作品を通して伝えています。お腹が空いている人に自分の顔を分け与えるアンパンマンの行為は単なるヒーローではなく自己犠牲や他者への思いやり、助け合いを象徴しており、やなせさんの人生経験や価値観を反映しています。温厚で人に優しく、何事にも前向きに努力を惜しまないその根底には深い信念がある。そんなやなせさんの作品が幼い子供の心にも響いたからこそ「アンパンマン」は大人気となり今もなお子供達を魅了し続けているのでしょう。
朝ドラ「あんぱん」登場人物
朝田家の人々
今田美桜
(あさだ のぶ)役
ヒロイン。
加瀬亮
朝田結太郎(あさだ ゆうたろう)役
のぶの父。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る。
江口のりこ
朝田羽多子(あさだ はたこ)役
のぶの母。朝田家を支える家庭的な人。
河合優実
朝田蘭子(あさだ らんこ)役
真面目で器用なしっかり者の次女。
原菜乃華
朝田メイコ(あさだ めいこ)役。
天真爛漫で、歌う事が好きな三女。
吉田鋼太郎
朝田釜次(あさだ かまじ)役。
のぶの祖父。「朝田石材店」三台目。
手先は器用だが、人への接し方は不器用。
浅田美代子
朝田くら(あさだ くら)役
釜次と共に「朝田石材店」を支えてきた。おっとりしてややとぼけている。
細田佳央太
原豪(はら ごう)役
釜次を尊敬している若い大工。朝田家の一部屋に
住まわせてもらっている。
柳井家の人々
北村匠海
柳井嵩(やない たかし)役
のぶの夫。漫画家。
二宮和也
柳井清(やない きよし)役
嵩が大好きな父。新聞社で海外赴任先で病死。
松嶋菜々子
柳井富美子(やない とみこ)役
嵩の母。教養が豊かで勝ち気で利発。
奔放な振る舞いで崇を翻弄する。
中沢元紀
柳井千尋(やない ちひろ)役
嵩の弟。
戸田菜穂
柳井千代子(やない ちよこ)役
厳しさと優しさを持ち合わせた嵩の伯母。
竹野内豊
柳井寛(やない ひろし)役
嵩の伯父で町医者。
瞳水ひまり
宇戸しん(うと しん)役
柳井家の女中。柳井診療所を献身的に支える。
たかしとのぶに関係のある人達
高橋文哉
辛島健太郎(からしま けんたろう)役
嵩の同級生。若い頃に友人がいなかった嵩にとって真の友人となる。
志田彩良
小川うさ子(おがわ うさこ)役
のぶの同級生で幼なじみ。のぶと一緒の女学校に通っている。
ソニン
山下実美(やました みみ)役
のぶが通う女学校の教師。
瀧内公美
黒井雪子(くろい ゆきこ)役
のぶが高等女学校を卒業後に入る女子師範学校の教師。
山寺宏一
座間晴斗(ざま はると)役
嵩が通う芸術学校の教師。嵩にとって恩人。
朝ドラ「あんぱん」どんな話?原作はある?まとめ
朝ドラ「あんぱん」に原作はありませんでした。漫画家のやなせたかしとその妻のぶさんの、あらゆる困難を共に乗り越え生きて行く「アンパンマン」に辿り着くまでの人生のお話です。とても魅力的なお二人を主演の今田美桜ちゃんと北村匠海くんがどのように演じてくれるのか、また「東京リベンジャーズ」で観ることが出来なかった二人の夫婦生活なども観れると思うと今からドラマが楽しみですね!ドラマは2025年3月31日(月曜日)から放送開始です!
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