「何のために生まれてきたの?」は、朝ドラの影響で、やなせたかしの本を読むことにハマり出して3冊目に読んだ本です。 NHKの番組「100年インタビュー/漫画家・やなせたかし」をもとに作られた本で、やなせたかしが93歳の時のインタビューをもとにしたものです。この本では、93歳の時点でのやなせたかしの考え方、命の尊さ、人生の中で大切にすべき価値観など貴重なお話がたくさん読めます。
ここでは、「何のために生まれてきたの?』を読んで心に残った感想を見出しとして取り上げ、お伝えしていきたいと思います。


「何のために生まれてきたの?」心に残った感想
心に残った感想①前向きに生きられていた
やなせたかしは「何のために生まれてきたの?」では、高齢になってから、目も耳も、体の色んなところが病気になり、それでも前向きに生きようとされています。また、過去のことは考えない。現在と未来しかないと話されています。
確かに、ついクヨクヨと過去の失敗などを考えて落ち込みそうになりますが、ここでやなせさんが言われるように、前向きに生きるためには、過去のことを考えないというのは大切なことですね。
また、やなせたかしはとてもオシャレな方でもあります。帽子だけでも200個も持っていたそうです。
こうしてオシャレをする事で気持ちをシャッキっとさせていたようですね。また、アンパンマンファンの子ども達への気遣いの意味もあったと言われています。「アンパンマンの作者がしょんぼりしたおじいちゃんだったらガッカリさせてしまう」と。
このように、やなせさんの、色んな事に気づかえる優しさがホント好きですねえ♡
やなせたかしは運動もきちんとされていて、さすが兵役に行かれていただけあって93歳で腕立て伏せやスクワットなどの運動を1時間もされていたというのだから、本当に努力家ですよね。食べるものにもきちんと気をつかわれていて、著書の「絶望の隣は希望です!」では、体に良いレシピも紹介されていました。
心に残った感想②真の正義とは「ひもじい人を助けること」
やなせたかしは「何のために生まれてきたの?」で、早くに亡くなられたお父さんへの思いや、戦争体験のお話をされています。
やなせたかしは、真の正義とは「ひもじい人を助けること」と言われています。
まさにアンパンマンですね!
兵役に行かれていた時に、空腹がかなりつらかったと話されています。
アンパンマンは、やなせたかしの深い信念から誕生したんですね。
心に残った感想③やり続けることの大切さ
「何のために生まれてきたか」この問いの答えがわかったのは、60歳をすぎてからで、ずいぶん遅いと言われていますが、ふつうの人は、何のために生まれたかと言う疑問すらまったく考えもしないですよね ^^;
アンパンマンの大ヒットまでには 長い助走の年月があった。40代後半まで代表作がないまま、さまざまな仕事をこなしていた。
漫画家でありながら、漫画の仕事は少なく、自分の居場所を見出せない日々。それでもひたすら、漫画を描き続けていた。
後輩にどんどん追い抜かれ、かなり長い間漫画家として芽が出なかったと、他の本でも語られていました。
「ぼくの道」と言う詩の中にもその頃の心境が綴られています。
うまくいかない事をやり続けるのは大変ですが、やなせさんは絵を描くことが好きで、困難に立ち向かうことも楽しんでいたから続けられたのでしょうね。「やり続ける」こと。お手本にしたいですね!
心に残った感想④毎日に幸せを感じて生きる
やなせたかしは「何のために生まれてきたの?」で、また次のようにも話されています。
幸せの中にいる時は「幸せ」はわかりません。不幸せになった時、「幸せだった」とわかるもんなんです。
この言葉は前にも聞いたことがありますが、無くしてから、もう戻せなくなってから気づく、というのが深くてとても怖いです。
日頃から、温かいご飯が食べれる事、歩けること、目が見えること、そばにいる人のこと、普段意識しないと気付かないような、あって当たり前だと思っている一つひとつの事にも感謝して、大切にして生活したいですね。
心に残った感想⑤何事も面白がる
やなせたかしは、困難な状況になった時、どう切り抜けるかを考えていくのが面白い。仕事というのも、難しいものを抜けた時に快感があって、それが面白いとも言われています。何事も面白がる視点を持つことも大事ですね。
心に残った感想⑥運は自分でつかむ
ほかにも、「何のために生まれてきたの?」では、「運」は自分でつかまなくちゃいけない。続けないと運はめぐってこない。やめてしまえばそこで終わり。続けていると何かしら運がやってくる。やっている人のところにはなぜかくる。何もしてない人のところにはきません。どんな状況になってもやり続ける。その場を楽しむように。根気が大事と話されています。
文末にはアンパンマンへの熱い想いが語られていました。
「何のために生まれてきたの?」(やなせたかし)心に残った感想まとめ
「何のために生まれてきたの?」(やなせたかし)を読み終えて、特に心に残って覚えておきたいなあと思ったものを、見出しとして感想を書いてみました。
この本は、インタビューを本にしたもので、他の本と比較して少し小さいため、値段もお安くなっています。気になる方は読まれてみてはいかがでしょうか。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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