不平不満を言ったらいけない,感謝するのがいい事だとわかっていても日々のストレスの多い生活では難しいですよね。そこで、大人気「それいけ!アンパンマン」の作者やなせたかしさんが著書「アンパンマンの遺書」の中で話された言葉をもとに、どうすれば不平不満を言わずに感謝できるかを考えてみました。後半には対処法も載せてますので是非読んでくださいね。
やなせたかし著書から考える感謝するという事
やなせたかしさんは「アンパンマンの遺書」の中で「もしも人並み以上のハンサムに生まれついたら、この性質では羽目を外して人生の軌道を大きく外れたことは間違いない。神は抑制する為に、容貌風姿を制限されたと感謝しなくてはいけない。」と言われています。
ユーモアも交えての言葉だったのかも知れませんが、是非お手本にしたい物事の捉え方です。
この「不平不満を言わず感謝する」という事についてもう少し深く考えてみました。後半にはどうしたら不平不満を言わないように出来るかの対処法なども載せてますので良ければ読んでください。
「不平不満を言わない方がいい」と言われるのは何故?
1 ネガティブな思考が強くなる
不満を口にすると、脳はそれを「重要なこと」と認識し、さらにネガティブな思考を強くします。結果、ますます不満を感じやすくなり、負のループに陥りやすくなります。
不平不満を言うことは人間として自然な事ですが、そのことばかりに囚われ、常に口にしているとマイナスの感情が増え心が暗くなります。不平不満を言わないようにするだけで心にプラスのパワーが増えます。
2 周囲の人の気分まで悪くしてしまう
不平不満を頻繁に言う人と一緒にいると、周囲の人もネガティブな影響を受けます。聞いている方もなんだか嫌な気持ちや暗い気分になりますよね、そのため疎ましがられたり、周りから人が離れて行くようになります。
3 解決策に意識が向かなくなる
不満にばかり気持ちがいくと、「どうすれば解決できるか」という前向きな思考が生まれにくくなります。問題に対して建設的に向き合い、改善することが出来なくなってしまいます。
4 周りからの評価が下がってしまう
職場などで不平不満ばかり言う人は、「文句ばかり言う人」「幼稚な人」というような印象になり、仕事は出来ても人間性が低いと思われ上司や同僚からの評価が下がってしまいます。
その逆に、不満を言わず黙々と、やらなければならない事を続けられる人は周囲から信頼を得られます。
5 幸福度が下がってしまう
常に不満を持っている人は幸福度が低くなります。不満を口にすることで潜在意識が「自分は不幸だ」と思い込んでしまい幸せを感じにくくなります。
「感謝するのは良いことだ」と言われるのは何故?
1 人間関係が良くなる
感謝の言葉を口に出して相手に伝えることで、信頼関係が強くなります。言わなくても分かっているだろうと思ったり、照れ臭かったりして言いにくい場合もありますが、気軽に「ありがとう」と言えるようになれると人間関係が良くなり、言われた側もまた親切にしたくなります。
2 幸福度が高まる
心理学の研究で、感謝の習慣がある人は、そうでない人に比べて幸福度が高いと言われています。
朝起きれた事、家がある事、ご飯が毎日食べれる事、歩ける事、そばに誰かがいれくれる事、普段気付かないような小さな事まで感謝をする習慣を付けると、幸福度が増しポジティブな気持ちになれます。
3 ストレスが減る
感謝の気持ちを持つと、ネガティブな感情にとらわれにくくなり、ストレスが軽減されます。心が安定しリラックスします。
4 健康に良い
感謝する習慣は、免疫力を高めたり、血圧を下げたり、睡眠の質を向上させたり多くの機能に好影響を与えるという研究結果があります。感謝の気持ちが心だけでなく、体にも良い影響を与えてくれるのですね。
5 周りにいい影響を与える
お互いに感謝し尊重し合っていると、そのコミュニティ全体が暖かい場所となり、より良くなっていきます。
6 感謝したくなる事が増えていく
今、恵まれていることや人に感謝の気持ちを持っていると、そういう現実が増えていきます。逆に嫌なことに意識を向けるとその現実が続くと言われています。
不満を感じてしまう時の考え方
「不平不満は言わない方がいい」と分かっていても、自分だけが悪い待遇を受けた時や、職場での上司からの理不尽な扱いなど、さまざまな状況で日々生活していると不満に思ってしまいそうになる事がありますよね。そんな時にどのように気持ちを切り替えればいいか例をあげて考えてみました。
自分だけが悪い待遇を受けた時
人から不公平に扱われても自分の価値は変わらない
人から不公平に扱われると怒りや悲しみの気持ちが湧いてくるのは人として自然な感情です。ですが、決してあなたの価値が低いわけではありません。人の価値はみな同じです。
成長のチャンスと捉える
不公平をバネにして資格にチャレンジしたり、転職など、新しい道を開くきっかけにする。
反面教師にする
不公平にされた人の気持ちが分かるようになるので「自分は人にこんな事はしないようにしよう」と学びとなります。良い物事だけでなく、悪い物事からも学ぶことが出来るんですね。
気にしない
不公平はどこにでもあるものだと気にしないようにする。ほかの楽しいことに目を向ける。感謝できる事を探す。
信頼できる人に相談する
不満を言ったらいけないとは言っても、あまり執拗に不公平な扱いを受ける場合は、信頼できる人に相談して環境を改善することが必要になります。状況が好転しない場合は我慢しすぎず改善できるように対処しましょう。
やなせたかし著書から考える感謝するという事 まとめ
やなせたかしさんの著書から「不平不満を言わず感謝する」事について改めて考えてみました。日々の生活では楽しい事ばかりではなく嫌だなと思う事もありますよね。ですがそんな時に不満を口にしてしまうと、ますます嫌な気持ちになり周りからの評価も下がってしまいます。逆に感謝できる事を探す方に気持ちを切り替えてみると自分も周りも気分が良くなり良い循環が生まれます。まずは家庭、学校、職場でいつもそばにいてくれる人や温かいご飯が食べれる事、お風呂に入れる事など普段当たり前と思っている日常に感謝する習慣から始めたいですね✨
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